うーん、自宅でボイスサンプルを作ろうと思うんだけど、マイクはどれがいいんだろ?
声優を目指すんだから、音にはこだわった方がいいんだろうけど、自宅録音用の機材ってわからないね。
とにかく高い機材の方がいいのかな?
まあ、宅録用の機材はどれもそれなりの値段がするけど、安い機材よりも高い物の方が絶対いい、ってこともないんだよ。
高ければいいってもんじゃないのが難しいところだね。
そうか、じゃあ先生と同じ機材を揃えるのが一番じゃないか?
というわけで、センセーも使ってるような声優やナレーション向きの機材のおすすめ、教えてー!
わかったよ。失敗して、部屋中を宅録の機材だらけになったら大変だからね。
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声優・ナレーターにおすすめの宅録機材は?
自宅録音、つまり宅録の機材についてですが
普段の練習だけなら、別にスマホのボイスメモ程度でも十分です。
ただ、
自分で、声優オーディション用のボイスサンプルを作成したり、
自宅録音で対応するナレーションの仕事などでは、
宅録機材が、重要になってきますね。
で、ボイスサンプルや仕事の収録用に
最低限、必要な宅録の機材は↓↓
- パソコン(ノートが望ましい)
- 自宅録音用のソフト
- ヘッドホン
- マイク
- オーディオインターフェイス
って感じです。
パソコンは、宅録以外にも普通に利用してると思いますので
今回は、パソコン以外の4種類の機材を紹介しますね。
ちなみに、
「ボイスサンプルの作り方」
について詳しく知りたい場合は、
下記の記事を、チェックしてみてください↓↓
「声優のボイスサンプルの作り方は?プロが超わかりやすく解説!」
あとは、
ボイスサンプルの、セリフの例文(男女別)
なども知りたい場合は↓↓
この記事もあるので、
こちらも、セリフの例文や、コツなどが必要な場合あわせてどうぞ。
自宅録音用のソフトのおすすめ
自宅録音用のソフトは、
「プロツールス」というソフトがおすすめ。
このソフトを採用している収録スタジオは多く、
まさに、声優スタジオのプロが使うソフトですね。
で、以前は有料版のみだったのですが、
現在は、16のオーディオトラックが使える無料版があります。
有料版は、プロが収録スタジオで使うものですが、
声優のオーディション用ボイスサンプルだったり、
宅録による、ナレーションの仕事なら、無料版で十分対応可能ですね。
ただ、もしも、あなたが
宅録で、何十種類と音楽を使った
ボイスサンプルを作りたいなら、有料版をおすすめします。
自宅録音用機材のヘッドホンのおすすめ
宅録に使う機材として、おすすめするヘッドホンは
「モニターヘッドホン」と呼ばれる、音をそのまま聴かせてくれる
収録スタジオの超定番ヘッドホンです。
アニメや洋画のアフレコ、ナレーションの収録などで
ブースに用意されているのは、
必ずと言っていいほどこのヘッドホンですね。
重低音をかっこよく聴かせたり、ノイズを除去するような
余計な機能がないので、音楽を聴いて楽しむには不向きですが
宅録で使うことのみを考えて機材を選ぶなら、
このヘッドホンがおすすめです。
もう一つ、同じく、
というモニターヘッドホンがありますが、
予算が厳しい人ならこちらでもいいでしょう。
コードがカールしてるので、
コンパクトに収まるし、宅録の機材としても優秀です。
また、ちょっと音を柔らかく聴かせてくれるので
宅録だけでなく、プライベートでも使いたい人や
鋭い感じの音が苦手な人なら、こちらでもいいですね。
自宅録音用機材のマイクのおすすめ
宅録に使う機材の、おすすめマイクは
こちらも、声優の収録スタジオでも使われている、
定番中の定番と言える、ダイナミックマイクです。
ダイナミックマイクというのは、
正面に対して感度が強いものが多く、また耐久性に優れたマイクですね。
で、このマイクも、
どこのスタジオに行っても、大抵使われているマイクで
声優の声を収録するプロが、品質を信頼して使っている機材の一つです。
なお、コンデンサーマイクと呼ばれる
声優のスタジオでも見かける、四角いマイクがあるのですが
ダイナミックマイクより、音質が良いけれども
宅録には、あまりおすすめできない機材ですね。
理由としては、
値段が高めで、湿気や振動に弱く、管理が非常に難しい機材
だから、環境がある程度整っていない人が
宅録に使うには、大変な機材なんです。
とはいえ、繊細な音を拾ってくれて、高性能な機材ですから
マイクの扱いに慣れてきたら、コンデンサーマイクも検討してみましょう。
それから、マイクに関してもう一つ注意点ですが
「ポップガード」
と呼ばれる、リップノイズ(口を開いた時の雑音)が
収録されるのを防ぐためのスポンジを、
マイクとは別に買う必要があります。
↓↓のようなものですね。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / PG11
購入するマイクによっては、
簡易的なものが、付属されていることもありますが
音質を良くする以外にも
自分のつばから、マイクを守るためにも使うので
マイクを買って、ポップガードがセットでなかった場合は
早めに購入した方がいいですよ。
自宅録音用機材のオーディオインターフェイスのおすすめ
最後は、オーディオインターフェースという機材ですが
そもそも、オーディオインターフェイスって何?って人も
多いでしょうから、この機材についてちょっと説明しますね。
オーディオインターフェイスは、簡単に説明すると
パソコンとマイクの間に、つなぐことで
「雑音を除去して、音質を改善する機材」
です。
初めは、あまり効果を実感できなくて
「なくても別にいいかな」と、思いがちですが
声優オーディション用のボイスサンプルなど、
人に聴かせることを前提にした宅録なら、必須の機材ですよ。
で、宅録に使う機材として、
おすすめするオーディオインターフェースは
値段がお手ごろで、
音質を改善する性能も十分だし
コンデンサーマイクを使用する場合に必要な、
ファンタム電源というのもついています。
なので、宅録の機材として
最初に使うオーディオインターフェースとしては、合格点の機材ですね。
本当に、そんな高い機材じゃないんだな。
全部揃えるのは大変だけど、頑張ればなんとかなりそうな機材ばっかり。
そうだよね。マイクとか、声優専用の100万円のマイク!みたいなのを想像してたから、ちょっとびっくり。
あと、ポップガードがあると、声優の収録スタジオって感じがするね。
宅録は、高い機材やかっこいい機材を選ぶよりも「いかにスタジオに近い状態にするか」の方が重要だからね。
それに、使うのもメンテナンスするのも自分だから、扱いが難しい機材や、大きすぎる機材は避けた方がいいね。
ところでセンセー、宅録の時の防音対策ってどうしたらいいの?
あ、わかる!外の音、気になるよね。
声優オーディションのボイスサンプルで、かわいいセリフ言ってるのに「いしやーきいもー♪やきたてー♪」とか入ってたら、恥ずかしいもん。
それに、私の声で迷惑もかけたくないし。
そうだね。宅録の音を守るためにも、機材だけじゃなくて防音対策についても話しておこうか。
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防音って、どうしたらいいの?
声優のオーディション用ボイスサンプルを、
宅録する時に気になるのは、
「外の雑音」と「自分の出す音」の2つですね。
で、宅録での仕事をしているプロの場合は↓↓
- 防音室を設置する
- 防音の部屋に引っ越す
- リフレクション・フィルターという機材を使う
- カーテンを防音のものに変える
- 壁に吸音マットを貼る
という感じで、宅録のためにいろいろと工夫をしています。
で、見ての通り
防音室と引っ越しは、すぐには難しいでしょう。
なので、ある程度、手軽にとれる対策としては、
それ以外の3つになりますね。
では、詳しく説明していきます。
リフレクション・フィルターを使う
リフレクション・フィルターは、簡単に説明すると
宅録で収録している音を、反響音や雑音から守る機材ですね。
例えば↓↓のようなものです。
(アンビエントフィルター、という名前になっています)
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAR300
これで、マイク周りを囲うことによって
自分の声が響かないようにしつつ、外からの雑音を防ぐんですね。
また、コンデンサーマイクを使用している場合は
自分の声が反響しないので、音質の改善も期待できます。
ダイナミックマイクを使用している場合は
音質への効果は、ちょっと感じにくいので、
宅録に必須ではないですが、
少しでも音質を良くしたいなら、用意した方がいい機材ですね。
で、宅録に使うわけですから、
当然自宅で管理するのですが、
重さが3kg前後あって、結構重たい機材です。
なので、女性は特に
少しでも重量の軽いリフレクション・フィルター
を選ぶと、使う時の準備がちょっと楽でしょう。
ちなみに、この機材の構造自体は、
板に吸音材を貼った、単純なものなので
段ボールと吸音材を使って、自作する人もいるのですが
意外と手間と費用がかかるので、買った方が早かったりします。
カーテンを防音のものに変える
宅録で自分が出す音と、外の騒音への対策としては、
こちらがおすすめです。
宅録であっても、
それなりに、大きな声を出すことになりますが
隣の家から苦情が来ると、
今後、宅録しにくくなってしまいますよね。
それを、カーテンで防ぐというわけです。
もちろん、完全に防げるわけではありませんし
木造の住宅だと壁が薄く、あまり意味がないのですが
こちらの出す音が、反響しにくくなるので
宅録の音質にも、良い効果がありますね。
壁に吸音マットを貼る
宅録での、自分が出す音の対策ですね。
マイクの後ろの壁に貼ると、
防音の効果も高く、反響音も防いでくれます。
壁が薄い場合は、こちらを何枚か用意して
対策を取るといいでしょう。
なんだか、だんだん自分の部屋の一角が、収録スタジオみたいになっていきますね!
本当だ。モニターを用意したら、ほとんどブースだな。
まあ、声優とか声の仕事をやってると、みんな宅録機材を揃えてそんな感じになるよ。
でもこうやってスタジオを作ったら、プロの声優さんになったみたいでテンション上がってきた!
そうだ!他の宅録の機材も探して、もっと部屋をスタジオみたいにしてみよっと!
おお、部屋がもっとカッコよくなりそうでいいな!おれもおれも!
二人とも、部屋のスタジオ化もいいけど、肝心の声優の勉強や練習もしっかりね。
最後に、良いボイスサンプルができる為にも
「声優の練習に使えるアプリ」に関しても、
下記の記事でまとめているので、
気になる場合、ぜひ参考にしてみてください。