声優のフリーランスのメリット・デメリットは？プロが解説

 

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フリーランスで活動する声優の特徴は？声優事務所に所属するのと、どう違うの？

 
まず、フリーランスの声優というのは

声優事務所に所属せずに、自分で活動している声優

のことを指します。

 
そして、

「フリーの声優として活動します！」と宣言すれば

あなたはもう、フリーランスの声優であると言えてしまうんですね。

 
というか、むしろ宣言する必要すらないので
勝手に活動しても問題ない、

というのがフリーランスの声優の特徴です。

 
で、フリーランスの声優として活動することと
声優事務所に所属して、活動することの違いは

「フリーランスだと、声優以外の細かい事も全部自分でやる必要がある」

ということでしょう。

 
全部、というのは具体的には、

声優事務所が、所属している声優のために
やっていることで↓↓

 

 
と、言ったもののことですね。

 
まあ、この他にも、
様々な事務処理がありますが

それら声優事務所がやってくれることを、
自分でやる必要があります。

 
では、声優としてフリーランスで活動するメリット・デメリットを
詳しく説明していきますね。

フリーランスの声優として活動するメリットは？

 
まず、最大のメリットとしては、先述の通り
全部自分でやる必要があるのですが、それはつまり

自分の好きなように活動できる

ということなんですね。

 

 
声優事務所に所属している場合だと、

マネージャーと相談しても、様々な事情により
自分の思い通りにならないことが、多々ありますから

これは大きなメリットと言えるでしょう。

 
もちろん、収録スケジュールなどを
しっかり管理する必要がありますし、

自分の信用に、傷をつけないよう
考えて行動することが、前提ではありますが。

 
それから、声優事務所に所属していないため

報酬が、自分に全額入ってくる

というのも、メリットですね。

 
というのも、声優事務所に所属していると
事務所との契約内容にもよりますが、

だいたい、報酬額の20％〜40％程度のお金を
マネジメント料として、声優事務所に支払う必要があります。

 
まあ、声優事務所に所属している場合は
営業活動や、事務処理などを事務所がしてくれるので

マネジメント料を支払うのは、当然のことですよね。

 

 
あと、お金に関していうと
自分で、報酬金額の交渉がすることになるので

うまく交渉できれば、報酬を高くすることも可能

ではあります。

 
その他にも、

仕事を依頼してくれる人が誰なのか、とか
どうやって報酬が決まるのか、など

声優事務所に所属して、ただ仕事をもらっているだけでは
わからないことを経験したり、知ることができたりしますね。

 
これも、フリーランスで活動するメリットです。

 
という感じで、

とにかく自由に活動できて、より多くのことを経験できる

ということが、フリーで声優活動をするメリットと言えるでしょう。

フリーランスで声優として活動するデメリットは？

 
で、デメリットとしては、これも
全部自分でやる必要がある、ということが関係してきます。

 
まず、フリーの声優さんの悩みで、よく聞く話としては

とにかく、事務の仕事が面倒くさい！

ということですね。

 
確認事項の連絡、請求書の発行や、
税金の処理、契約内容の確認など

やらなければいけないことが、たくさんある上に
相手の都合で締め切りが変わったりして、それも管理する必要があります。

 
私の知り合いに

「そういう細かい事務仕事が苦手だから、声優になったのに！」

と、言っていたフリーの声優さんがいましたね。

 
なので、事務作業が苦手な人だと
ストレスがたまるというのが、デメリットです。

 
また、こういった細かな仕事に時間を取られるせいで

演技の勉強や、流行の作品のチェックのための時間が減ってしまう

というのも、要注意なポイント。

 
それから、フリーランスの声優として活動する上での
もう一つ大きなデメリットとしては

ピンチの時に、助けてくれる人がいない可能性も結構ある

ということですね。

 
具体的に、どんな時がピンチかというと↓↓

 

 
などが、挙げられますね。

 
これらは、声優事務所に所属していれば、

マネージャーや事務所のスタッフが、
自分の代わりに、対応してくれるものです。

 
スケジュールを管理してくれるので、
収録を忘れないよう連絡をくれたり

事故や体調不良の時に、
スタジオに連絡してくれたりするので、

信用と仕事を、失わずに済みますね。

 
その他にも、あなたの身に何かあった場合

トラブル対応には慣れていますから、
解決のために、素早く動いてくれます。

 
しかし、声優事務所に所属していない場合は、こういったトラブルを

自分一人で解決しないといけない、という状況が多くなる

のが、フリーランスの声優の大変なところと言えますね。

 
まあ、トラブルというものは
どんなに頑張っていても、必ず発生してしまうんですね。

 
なので、トラブルが起きても慌てないように

あらかじめ、トラブル回避や解決のための準備をしつつ
ピンチの時に助けてくれる人と、知り合っておけるといいでしょう。

 
という感じで、少し大げさに聞こえるかもしれませんが

自分の身は自分で守らないといけないため、
いろいろ工夫をする必要がある

ということも、
フリーランスで声優活動をするデメリットだと言えますね。

 

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声優として、フリーランスで活動するのに向いているのはどんな人？

 
フリーランスの声優として、活動するのに向いている人は

まず１つは、

事務処理や、マネージャーの仕事がきっちりできる人

でしょうね。

 
というのも、フリーランスで活動するということは

声優＋マネージャー＋事務員を、自分一人で全部やる

ということなんです。

 
なので、演技だけやりたい！という人や
事務の仕事は苦手！という人は、

声優事務所に所属して活動する方が、おすすめですね。

 

 
理由としては、

声優をキャスティングする人は
一緒に仕事をしたい、と思う人に仕事を依頼するものだからです。

 
当たり前のことですが

乱暴な人や、態度の悪い人とは
一緒に仕事したいとは、思いませんよね。

 
まあ、そういった人は
声優とか以前に、社会人としてダメですけど。

 
で、フリーランスで活動していると、
一人で全部やっている、ということで自信がつくせいか

自分が、すごい人物になったような気がして
ちょっとずつ、態度が悪くなっていってしまうことがあるんですね。

 
しかし、実際には、自分の知らないところで
たくさんの人に、支えられているので

それを忘れないためにも、常に謙虚な姿勢を心がけるのがおすすめです。

 
そうすれば、周りも気分良く仕事ができるので
あなたのことを、もっと支えてくれるようになりますよ。

声優養成所で学ばないで、フリーランスで活動しても大丈夫？

 
それから、劇団などで、演技の勉強をしていたとしても

声優として、必要な技術がない状態で
いきなりフリーランスで活動するのは、おすすめしません。

 
その理由は、知識や技術がほとんどない状態で活動しても、

他の声優さんや、スタジオの方々に、
多大な迷惑をかけるだけになる可能性が、高いからですね。

 

 
それに、

声優養成所に通いながらでも
フリーランスの声優として、活動することはできます。

 
ですから、まずはあせらず、

声優養成所で、基礎をしっかり学んで
基本的な技術を覚えて、それからフリーランスで活動しましょう。

 
ただ、とはいえ、

「それじゃあ、声優養成所ならどこがいいの？」

という疑問も、やっぱりありますよね。

 
その点に関しては、別の記事で、

声優養成所のおすすめランキングがあるので
そっちも、併せてチェックしてみてください↓↓

 
「声優養成所のおすすめランキング」