声優になるには声質は重要？変えられるの？プロが解説！

 

スポンサードリンク

声優になれない声質ってある？

 
まず、質問の答えを先に言ってしまうと、

絶対に声優になれない声質というものは、存在しない

ので、自分の声質が悪い気がすると思って、
声優の夢を諦める必要はありません。

 
声質とは、あなた自身の持っている声の性質のことで
声の音色や、調子のことを言います。

 
そして、声優というのは、変わった声を出す仕事ではなく
声で、キャラクターを演じる仕事ですよね。

 
アニメを見ていると
声優さんがキャラクターに合わせて、いろんな声を出しています。

 
しかしそれは、アニメには
キャラクターの数だけ、いろんな声が必要だからですね。

 
声優さんが、一人で何役も演じるといっても
さすがに限界があります。

 
そのため、どんな声質であっても
仕事はある、ということになりますね。

 
まあ、マイクが声を拾ってくれないくらいに
ひどい声質だと話は別ですが、

それは、声質の問題ではなく

むしろ、「声の出し方」の問題でしょう。

 
発声については、声優養成所や
ボイストレーニングなどで学ぶことで、改善されるので

声質のことは、あまり気にする必要はありませんよ。

 
尚、声優養成所のおすすめが気になる場合、

下記をチェックしてください。

 
「声優養成所おすすめランキング15選」

 

 

声優になるのに有利な声質ってある？

 
これは声優事務所によって、所属している声優によって変わるため
有利・不利と簡単には言えませんが

基本的には、有利な声質というのはない、と考えていいでしょう。

 
ただ、男女ともに

「低くて太めの声質」の新人声優は、

どこの声優事務所にもあまり多くないので、
声優養成所内で目立つ、という点では有利にはなるでしょう。

 
やはり、声優養成所で良い形で目立つと
成長過程を見てもらう機会も増え、評価もしてもらいやすいですからね。

 
しかし、低い声質とか、声がかっこいいなどの単純な理由だけで
声優になれるわけではありません。

 
結局のところ、声優は演技力が大事なので

自分の声質をしっかり把握して、
どんな演技をすれば、自分の声がより良く聞こえるか考えた方が良いですね。

 

スポンサードリンク

声質を変える方法はある？

 
声質は生まれ持ってのものなので
基本的には変えられない、と考えた方が良いでしょう。

 
しかし、自分の声質を低く太くして、渋い大人を演じたい、
あるいは、高く軽い声質に変えてかわいいキャラクターを演じたい、など

声質を変えたいと考える人は、結構いるでしょう。

 
これについては、
声質そのものを変えることはできなくても

発声の技術によって、印象を変えることで、

声質が良くなった様に感じ、解決する事ができます。

 
下記に、紹介していきますね。

喉仏を動かす(女性でも可能)

 
具体的には、

喉仏を上げ下げして声を出したり、顔の筋肉を鍛えて響きを良くする

などすれば、無理することなく
声質が変わったような印象を、与えることができるんですね。

 
喉仏を上げると、高く軽めの若い声が出せますし
喉仏を下げて声を出せば、低く太めの声になります。

 
で、多くの女性は、
「私、女性だから喉仏がないけどどうしたらいいの？」

と、考えるかもしれませんが

女性の喉仏は、小さくて目立たないだけで
ちゃんと喉に存在して、しっかり声帯を支えてくれています。

 
飲み物を飲んだりする際に、喉に動く部分がありますが
そこを優しく触ると、軟骨があるのがわかるでしょう。

 
それが、一般的には喉仏と呼ばれている、喉頭隆起という軟骨です。

 
やせていて首が細い女性などは、場所や動きがわかりやすいですね。

 
その反面、咽頭隆起が目立たない女性だと
喉の動き自体が、自分で触ってもわかりづらいことがあるので、その場合は

声優養成所の講師や、ボイストレーニングの際に
正確な場所を教えてもらって、感覚をつかんだ方が上達が早いでしょう。

 
男性の場合は、
喉仏の場所がわからない、ということはさすがにないでしょうが

喉仏を力任せに上げ下げして、喉を痛めてしまうことも多い

ので、女性同様に、声優養成所の講師などに
加減の仕方を聞いてから練習した方が、上達しやすくおすすめです。

表情筋を鍛える

 
それから、表情筋などの
顔の筋肉を鍛えることで、声の響きを良くすれば

あなたの声質が持っている良さを、最大限に引き出せます。

 
では、表情筋はどうやって鍛えればいいか、ということですが

声優の練習として、

「滑舌練習」を繰り返していれば、
顔や舌を動かす筋肉が鍛えられていくので

滑舌練習をすれば、
表情筋を鍛えるための筋トレのメニューを用意する必要は、特にないですね。

 
滑舌練習の際には、

「あいうえお」の口の開きを、より大きくゆっくりにすることで

表情筋をより鍛えられるだけでなく、
滑舌練習の効果もアップするので、一石二鳥です。

 
表情筋だけを鍛えるトレーニングをするよりも、効果的だし

特に、顔のリフトアップにもつながるので
美容にもおすすめですから、しっかり丁寧に滑舌練習をしましょう。

 
滑舌練習については、

 
「声優の練習法は？」

 
の記事に詳しく書いてありますので、参考にしてください。

 

 
あと、顔の筋肉ほどではありませんが

体が大きい方が、声の響きが良くなるので
筋力トレーニングをして、体を鍛えてみるのもいいでしょう。

 
それから、声質を変えたいと思う人の多くは
まだうまく発声ができていないことが、原因だったりします。

 
その場合は、最初の方にも書きましたが
声質ではなく発声の仕方の問題なので

声優養成所やボイストレーニングなどで、発声練習を行って
声の出し方や、声帯周辺の筋肉の使い方を覚えると、解決することが多いですね。

 
そういうわけで、声質が悪いと気にする前に
できることはいろいろあるので、いろいろ試してみるのがおすすめです。

それ以外に、声質を変える方法は？

 
上記で、
声の印象を良くする結果、声質の悩みを解決に近づける、

という事を紹介しました。

 
ただ、基本的に、
声質自体は変えられない、とは最初に書きましたが

一応、↓↓の方法で、変えられるには変えられます。

 

 
まず、声帯は、だいたい25歳くらいまでは成長するので
今の声質が高めでも、少しずつ低く太くなっていきますね。

 
なので、今の声質が好きでも嫌いでも
25歳までは、声質の変化を止められないのです。

 
それから、

整形手術で、
声帯を薄くしたり、声帯の張りを強くしたり緩めたりする事で

声質を無理やりに変えようとすれば、一応変えることはできますね。

 
しかし、ものすごくお金がかかる上に
最悪の場合、声が出なくなることもあるので、

本当に、自分の声が嫌で嫌でたまらなくて、

発声の仕方や技術ではなく、
完全に声質を変えたいんです！という人向けの、あくまで最終手段です。

 
あと、手術以外だと、

飲酒や喫煙、大声を張り上げるなどして
無理やり喉を潰して、声をかすれさせる

ことで、低音や個性的な声の印象にするというものがありますね。

 
自分でも喫煙をしながら、パチンコ屋やゲームセンターなど
タバコの煙がきつい場所でアルバイトするなどして、

自宅では、アルコール度数高めの酒を飲み、大声を出して
とにかく喉を痛めつける！という手法ですね。

 
これをやれば、常にガラガラとかすれた声になり
声質が大きく変わった、と言える状態にはなりますが、

さすがに、理想的とは言えない事が多いですよね。

 
しかも、声帯にポリープ（結節）ができて、声が出にくくなったり
滑舌も悪くなる上に、風邪を引きやすくなったりと

健康を害することも多いので、当然おすすめはしません。

 
また、未成年の場合
飲酒や喫煙は法律で禁止されているため、この方法は使えませんね。

 
で、おそらくほとんどの人が、
上記の様な事はしたくないと思いますが

実は、この喉を潰す方法は、

おすすめしてくる人が、実は結構多い

という点は、注意が必要です。

 
相手が善意で勧めている可能性もありますが、
どちらにしろ、一種のライバル潰しみたいな事もありますので

常に喉は大切にする

という気持ちで、自分の為に注意していってください。