あおいあおい

うーん、どのクラスに入ろうかな。

にゃんたろうにゃんたろう

どのクラスって?

あおいあおい

うん。日ナレってレベルごとにクラスが分かれてるでしょ?だから、私はどのクラスに入ればいいのかなって迷ってるんだ。

ヒロ先生ヒロ先生

未経験のあおいちゃんなら、基礎科スタートかな。そこから、進級審査で徐々に上のクラスへレベルアップしていくのがいいね。

にゃんたろうにゃんたろう

「進級審査」って何だ? おれの好物のマタタビと何か関係あるのか?

ヒロ先生ヒロ先生

日ナレには、上級クラスに進級する為の審査があるんだよ。日ナレに入る前から、進級審査について知っておいた方が有利だから、今回はそこを説明するね。

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日ナレには進級審査がある

 
日ナレは、習熟度によって3つのクラスに分けられています。

 
基礎科、本科、研修科です。

 

日ナレの3つのクラス
  • 基礎科
    →演技初心者の人
  • 本科
    →基礎科で学んだ人もしくは演技経験者
  • 研修科
    →さらに上へ行くためのクラス

 
そして、上のクラスに進級するためには、年に一度、毎年1月に行われる進級審査を受ける必要があります。

 
クラスが違えば、進級審査で求められるスキルも違います。

 
基礎科の合格の基準は、以下の様な感じ↓↓

 

  • 与えられた課題の意味をしっかり理解できているか
  • 準備をして本番に臨めたか

 
など、基本的なことができているか?がポイントになってきます。

 
本科の合格の基準は、基礎科で求められることにプラスして、

 

  • 演技力そのもの
  • オリジナリティー

 
なども審査の対象となります。

 
しかし、進級できるかどうかは、進級審査当日の出来だけでは決まりません。

 
というのも、実は、日ナレの進級審査には「推薦枠」というものが存在するんですね。

 
「講師推薦枠」と言われるものと、「事務局推薦枠」と言われるものです。

 

日ナレの2つの推薦枠
  • 講師推薦枠
    これは、その名の通り、そのクラスを担当している講師が、普段のレッスンの態度や出席率、成長率などを総合的に見て、「この子はぜひ」という生徒を推薦します。
  •  

  • 事務局推薦枠
    これは、日ナレ本部の事務局員からの推薦です。

    2、3か月に一度の頻度で、日ナレ本部から事務局員がやってきて、レッスンを見学します。

    その見学の時に、客観的に見て「この子は声優の素質がある」と思った生徒を推薦します。

 

そのため、進級するには進級審査本番だけ頑張るのではなく、普段のレッスンから真面目に、積極的に取り組む必要がありますよ。

 
なお、レッスンに限らず、

「日ナレに関して、他にも色んな情報が知りたい!」

という場合、以下の別記事も参考にチェックしてみてください。

 

 

 

 

 

 

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進級審査って何をするの?気をつけることは?

 
日ナレの進級審査は、事前課題と、当日課題の2種類があります。

 
事前課題は進級審査の約1ヵ月前、12月に渡されます。

 
内容はその年によって多少変更はありますが、「滑舌」「セリフ読み」、そして「自己PR」です。

 
滑舌は普段レッスンで行っているような1行の易しいものではなく、見慣れない単語がびっしり詰まった3行くらいのもの。

 
これでもか!というほど発音しづらい単語が敷き詰められているため、初見で噛まずに読み上げることはほぼ不可能でしょう。

 
セリフ読みも、課題の紙に書いてあるセリフを、シチュエーションやキャラクターを自分で想像して演じます。

 
こちらも、進級審査当日にぶっつけ本番で挑めるほど簡単なものではありませんので、事前課題は必ず家でたっぷり準備をして挑みましょう。

 
当日課題は、その名の通り進級審査当日に渡される課題です。

 
練習ができない分、臨機応変さと、普段レッスンで習ったことがどれだけ身についているかが試されます。

 
それでは、上記の課題内容について、それぞれ一つずつ解説していきますね。

事前課題 滑舌

 
進級審査の滑舌課題は、ラッキーチャンスだと思って挑んでください。

 
なぜなら、滑舌は練習さえすれば誰でも必ず噛まずに言えるようになるからです。

 
滑舌課題の練習のコツとしては、初めから全部を練習するのではなく、

ワンフレーズずつ区切って、噛まずに言えるようになってから次のフレーズを練習する……

というように、少しずつ練習していくことです。

 
すべてのフレーズを噛まずに正確に言えるようになったら、フレーズを繋げて練習しましょう。

 
また、進級審査当日は、事前課題を見ることができないため、すべて暗記していく必要がありますよ。

 
当日は緊張して頭が真っ白になり、覚えてきたことをすべて忘れてしまうということもあり得ます。

 
そうなってしまっては、今までの努力が水の泡です。

 
そうならないためにも、頭で覚えるのではなく、身体が覚えるまで繰り返し練習しましょう。

事前課題 セリフ読み

 
進級審査の課題では、当然ながら書いてあるのはセリフのみで、設定やキャラクター、場所などの指示は書いてありません。

 
つまり事前課題のセリフ読みでは、これらを自分で作り上げて演じなくてはなりません。

 
「それってそんなに大変なこと?」と思う人もいるかもしれませんが、セリフを読むうえで、設定を明確にすることは、リアルで厚みのある演技をするためには必要不可欠です。

 
適当に作って適当にセリフを読むだけでは表面だけの薄っぺらい演技になってしまいますし、それは必ず審査員に見抜かれますよ。

 
そのためセリフ読みは、課題をもらったらすぐに取り掛かりましょう。

 
自分の設定したキャラクターや場所が、実際演じてみたら演じづらい、しっくりこないという事もあるかと思います。

 
しかしこれは事前課題ですから、納得のいくまで何度でも修正することができます。

 
日ナレの進級審査のセリフ読みは自分で決めなくてはいけないことが多く、本番までの事前準備は、結構大変。

 

自分の好きな様に演じる事ができる

しかし逆に言えば、それは常識の範囲内であればなんでも自由にやってもいいという事です。

どんなキャラクターのセリフなのか、どんな気持ちでしゃべったセリフなのか、誰に向かって言ったのか、すべて自分で考えて、好きなように演じていいのです。

 
進級審査にあたる審査員は、何百人もの日ナレ生の演技を見てきています。

 
そのため、ありふれたものは目に留まらない可能性が高いです。

 
ムリに面白いことをする必要はありませんが、どんな演技だったら自分に興味を持ってもらえるのか?、審査員の目を引くのか?ということを念頭に置いて進級審査に臨むことがオススメ。

事前課題 自己PR

 
声優を目指す人であれば必ず一度は経験する、「自己PR」

 
もちろん進級審査でも登場します。

 
持ち時間は15秒~30秒です。

 
自分の特技や長所をプレゼンする人が多いですが、自分をアピールするためなら基本的に何をしてもOKです。

 
ただ話すだけでなく、持ち時間をいっぱいに使って歌ったり踊ったりする人もいます。

 
ここも、あなたの個性を存分に伝えるチャンスです。

 
「この人は魅力的だな」と思ってもらえるにはどうしたらいいのか?

考えて自己PRをしましょう。

 

もう一つ、大事な事は?

そして、この進級審査の自己PRでもう一つ大切なのが、

「制限時間を守る」こと。

日ナレのレッスンでは、たびたび「〇秒以内で発表してください」という課題が出されることがありますが、それをここで活かしてください。

 
声優には時間制限のある仕事が多いです。

 
「このナレーションは〇秒以内に収めてください」

「今のセリフ、もう1秒だけ縮めて言えますか」

など、どうしても現場で仕事をする上で時間的感覚が必要となってきます。

 
その感覚の有無も進級審査の対象ですので、自己PRはストップウォッチでタイムを計りながら練習しましょう。

当日課題

 
当日は、クラスに到着するとさっそく進級審査が始まります。

 
日ナレ事務局の人から簡単な進級審査の説明があり、その後進級審査の順番が言い渡されます。

 
順番はランダムなので、こちらで決めることはできません。

 
進級審査当日は事前に身体をほぐして温めたり声出しをしたりする時間も場所もないため、自宅またはカラオケボックスであらかじめウォーミングアップをしておくことがオススメ。

 
進級審査当日の課題は、当日与えられたトピックについてのフリートークや、セリフ読みを指定されることが多いです。

 
その場で課題を伝えられるため、事前の準備することはできせんが、対策をすることはできます。

 
フリートークですが、どんなことを訊かれてもいいように、自分の考えていることに対して常日頃から敏感になっておいてください。

 
具体的に言うと、

 

  • 「自分の好きなもの」
  • 「自分の得意なこと」
  • 「自分が声優になりたい理由」
  • 「尊敬する人」
  • 「自分の好きな本・映画とその理由」
  • 「今社会で起きていることで、自分が関心のあるもの(時事問題)」

 
あたりは、訊かれたらいつでもすぐに答えられるように、ノートや手帳にまとめておきましょう。

 
そうすることで、進級審査当日に上記の事柄が訊かれたらラッキーですし、もし別の事でも、これらが答えるヒントになるはずですよ。

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日々のレッスンの積み重ねと事前準備がカギ

 
上で見てきたように、日ナレの進級審査は、当日の実力や出来栄えだけですべてが決まるわけではありません。

 
むしろ、事前課題や常日頃の努力が進級を大きく左右します。

 
レッスンを休まずしっかり受けていれば進級審査当日に求められる力はつきますし、講師から推薦をもらえる可能性も高くなりますよ。

 
事前課題も、1ヵ月前から与えられるので設定を考えたり繰り返し練習する時間があります。

 
進級審査当日だけの努力や、事前課題が発表された時から意識していては遅いのです。

 
進級するため、そして声優になるためには常日頃の努力がカギとなりますよ。

日ナレ入所前なら、資料請求をして自分に合うか確認する事が大事

 
ちなみに、まだ日ナレに入所する前で、入所を検討している、という場合は、

どんな養成所かを知っておく為にも、まずは日ナレに資料請求をしておきしょう。

 
特に、日ナレの資料には、

卒業生の有名声優さんからの、声優を目指す上でのアドバイスインタビューなど、ホームページにはない、声優を目指す上で、とても役立つ事も書いてあるんですね。

 
ちなみに、卒業生で、活躍している有名声優さんは、以下の様な人達です↓↓

 

日ナレ卒業生で、現在とても活躍している声優さん
  • 植田佳奈さん
  • 梶裕貴さん
  • 内田真礼さん
  • 内田雄馬さん
  • 小澤亜季さん
  • 大西沙織さん

 
なので、資料請求をしてみて、自分に合うかも含め、しっかり確認しておくのは、いずれにせよ大事ですね。

 
資料請求は完全無料で、日ナレのサイトから30秒くらいで終わるので、まだの人は、面接・入所オーディション申込書をゲットする為にも、資料請求しておきましょう↓↓

 

 
 
 

あおいあおい

日ナレの進級審査って、どれくらいの人が次のクラスに進級できるんですか?

ヒロ先生ヒロ先生

上のクラスに進級できる人数は決まっているわけじゃないけれど、おおよそクラスの半分くらいと言われているよ。

にゃんたろうにゃんたろう

なるほど……。半分は次のクラスに進級できず、今のクラスに残るのか。

ヒロ先生ヒロ先生

そうだね。でも逆に言うと、半分は進級できるんだから、本当に努力次第だよ!毎日毎レッスン、できることを少しずつ増やしていけばいいんだ。

あおいあおい

そうですね。今から、日ナレ入所や進級審査に向けて、頑張るぞ!

にゃんたろうにゃんたろう

おー!