憧れの声優さんがここの事務所に所属しているから、私もここに入りたいなあ。
アーツビジョンか。だったら日ナレに入るのがいいって聞いたぞ。
えっ、どうして?
アーツビジョンは日ナレの関連事務所だからね。日ナレに入ると、関連オーディションを受けることができるんだ。
関連オーディションって、聞いた事あるけど、どんなんだっけ?
日ナレの生徒だけが受けられるオーディションだよ。今回は、この「関連オーディション」について教えるね。
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日ナレの関連オーディションとは?
日ナレには、関連の声優事務所があります。
つまり、日ナレを運営している声優事務所、という事ですね。
それは、以下の6つの声優事務所です。
- 「アーツビジョン」
- 「アイムエンタープライズ」
- 「クレイジーボックス」
- 「ヴィムス」
- 「アライズプロジェクト」
- 「澪クリエイション」
日ナレの関連オーディションとは、これらの事務所に所属するためのオーディションなんです。
関連オーディションは、日ナレに通っている生徒ならば、「クラス」や「通っている年数」にかかわらず全員受けることができますよ。
毎年1月、年に1度開催されるこのオーディションのために、日ナレの声優志望者は日々頑張っていると言っても過言ではありません。
さらに、この関連オーディションは、実は進級審査も兼ねているんです。
という事ですね。
日ナレは、基礎科、本科、研修科と習熟度別にクラスが分かれていて、この進級審査を通過すると次のクラスへ進級できます。
しかし進級審査に合格したからといって、関連オーディションに受かるとは限りません。
この関連オーディション一次審査で進級できるのは、クラスの約半数。
しかし、関連オーディション二次審査に進むことができるのはクラスに約2~3人です。
関連オーディション一次審査の後には、二次審査、三次審査があり、三次審査を合格すると、晴れて事務所の所属となります。
ライバルも多く激戦ですが、入所1年目から大手事務所に所属できる大チャンスが、この関連オーディションなのです。
なお、日ナレに限らず、
「はじめての声優オーデションなどで気をつける事を知りたい!」
という場合、
の記事も、併せてどうぞ。
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日ナレ関連オーディション、所属への道のり
日ナレの関連オーディションは、三次審査まであります。
一次審査は日ナレに通う生徒全員が受けられますが、その先の二次審査、三次審査は、審査で合格した人しか受けることができません。
この三度の審査の中で、あなたが声優として活躍するにふわさしいかを見極められるのです。
一次審査
一次審査は、日ナレに通う生徒全員が受けることができます。
基礎科に通う1年目の生徒も、研修課に通う5年目の生徒と同じように関連事務所に所属するチャンスがある、ということですね。
日ナレ生は、関連オーディション一次審査の約1ヵ月前に、「事前課題」というものが渡されます。
事前課題の内容は、以下の様な内容ですね。
- いくつかの滑舌課題
- セリフ読み
- 自己PR
分量としてはA4用紙1枚分ですが、滑舌課題は普段やっているような易しいものでははく、見慣れない単語の並びが3行ほど書いてあるものです。
セリフ読みは、書いてあるセリフからキャラクターやシチュエーションを自分で設定して、実際に演じます。
滑舌課題に関してはぶっつけ本番で噛まずにスラスラと言うのは至難の技ですし、セリフ読みも、関連オーディション当日に設定を考えていてはうわべだけの演技になってしまいます。
しかし、幸いにもこれは事前課題なので、練習をして本番に臨むことができます。
逆に言えば、練習や事前準備が必要なので、「事前課題」として出されているということですね。
練習不足、準備不足はすぐに審査員に見抜かれてしまいます。
滑舌課題は、噛まずにスラスラ言えるようになるまで練習しましょう。
滑舌だけでなくイントネーションやアクセントも細かく審査されるので、自信がない場合はアクセント辞典できちんと調べましょう。
なお、アクセントに関して参考になる本として、声優を目指している人は、
『NHK日本語発音アクセント新辞典』(NHK放送文化研究会)
を1冊、手元に置いておくことをオススメします。
セリフ読みも、うわべだけの演技にならないようキャラクターや設定、シチュエーションを練ってから演じましょう。
普段の日ナレのレッスンで言われていることや、指摘を受けたことを特に注意してください。
今まで習ったことを存分に活かして挑みましょう。
また、事前課題は全て暗記してこなければなりません。
「これくらいでいいか」
「なんとなく全部覚えた気がする」
では、本番でド忘れしてしまう可能性が高いです。
「絶対に大丈夫」
「確実に覚えた」
と自信が持てるようになるまで暗記しましょう。
関連オーディション一次審査では、2~3人の審査員の前でひとりずつオーディションを受けます。
審査員は事務局の人や、声優事務所を代表する人です。
二次審査に進むためには、オーディションで十分に力を発揮して、彼らの推薦を勝ち取る必要があります。
事前課題って、クラスメイトと相談しながらするのってアリですか?ひとりだと不安で。
うーん、ダメとは言わないけど、オススメはしないかな。
やっぱりそうかぁ。
面接官は、スキルだけじゃなく、みんなの個性も見たいからね。他人と一緒に取り組むと、どうしてもその人の意見に左右されがちだから。
確かに。「あれ?この表現さっき見たぞ」なんて思われたくないな。
それに、これから先の関連オーディション二次審査、三次審査、そして、声優事務所に所属となった時、周りに相談できる人がいるとも限らないからね。
今のうちから、ひとりで課題に取り組む力をつけておいた方がいいかもね。
二次審査
関連オーディションの一次審査に通過すると、合格通知とともに二次審査に関する通知が届きます。
通知を受け取ったら、関連オーディション二次審査の前に事務所へ送るものとして、以下の3点あります。
- 自分のボイスサンプル
- プロフィール(プロフィール写真を含む
- 自己PR
とはいっても、通知を受け取ってから関連オーディション二次審査までは、意外と期間が短く(おおよそ2週間ほど)、合格通知を受け取ってからボイスサンプルを録って、写真館へ行って写真を撮り、……という時間はありません。
「関連オーディション一次審査には必ず合格するぞ」という意気込みで、12月中に余裕をもって準備しておくといいでしょう。
特に、自己PRは何をアピールしたらいいのか迷う人もいるかと思います。
以下の様な点を、あらかじめ整理して、それらをどうしたら効果的に伝えられるかを考えましょう。
- 日ナレのレッスンの中で講師から言われた長所
- 自分が「自分にしかない、これだけはほかの人には負けない」と誇りに思っているもの
- 周りから褒められるポイント
- 自分が情熱を注いでいるもの
プレゼンテーションに関する本を読んだり、他人のスピーチ動画を見て勉強したりするのも効果的です。
三次審査
関連オーディション二次審査も合格すると、いよいよ三次審査です。
関連オーディション三次審査は当日課題で臨機応変な対応を見られるかもしれませんし、事前課題で演技力をみられるかもしれません。
各事務所によって内容は違いますが、聞いたことも見たこともない、まったく新しいことを求められることはありません。
いままでやってきた滑舌だったり、日ナレの演技レッスンで習ったことの応用だったりします。
一次審査、二次審査と通過してきたのですから、声優としての基礎はできていて、声優になる素質も十分あるということは証明されています。
では、関連オーディション三次審査では、いったい何を審査されるのでしょうか?
それは、声優界で活躍できるか、いわゆる「個性」や「スター性」です。
これらは身につけようと思って身につくものではありません。
また、「個性」や「スター性」を見せつけるために、オーディションでなにか奇抜なことをしなくてはいけないという意味でもありません。
ここは初心に返って、
「なぜ自分は声優になりたいのか」
「どんな声優になりたいのか」
をいま一度しっかりと自分自身に叩き込みましょう。
そうすれば、きっと審査員も何かを感じ取ってくれるはずです。
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関連オーディションで気をつけるポイント
本番でも緊張しないメンタルづくり
日々のレッスンも完ぺき、事前課題の準備も万全、いざ、オーディション本番!
……と意気込んで挑んでも、本番に緊張して上がってしまい、結局ほとんど力を発揮できないままオーディションが終わってしまったという人は何人もいます。
いままでの努力が一瞬でパアになってしまうのが、オーディションの厳しさであり、怖さです。
そうならないためにも、いくつか緊張対策をしておく必要がありますよ。
練習しすぎなくらいに練習する
練習には、もちろん「本番失敗しないように」という意味もありますが、「これだけ練習したんだから大丈夫」と自分に言い聞かせる安心材料としての意味もあります。
そのために、滑舌はもちろん、セリフや自己PRも、「絶対大丈夫!」と自信が持てるようになるまで練習しましょう。
普段の日ナレのレッスンもオーディションと考える
緊張しないようになるには、場数を踏むのが一番。
とはいっても、オーディションなんてそう簡単に何回も受けられるものではありません。
ですが、日ナレ生には、毎週レッスンがあります。
このレッスンを、「講師から教えてもらう場所」ではなく、「1週間の成果を発表する場所」と捉えられれば、場数を踏むことができます。
1回1回のレッスンをムダにせず、オーディションを受けるような緊張感をもって臨みましょう。
自分のリラックス方法を知っておく
関連オーディションは、1年に1回の、声優事務所所属がかかったオーディションです。
そんな大切なオーディション、どうしても緊張してしまいますよね。
緊張してしまった時のために、自分なりのリラックス方法を考えておくと良いでしょう。
例えば、代表的なところでおすすめなのは、
深呼吸を3回する、飴をなめる、お茶を飲む、好きな音楽を聴く、お気に入りの香水をつけていく
などですね。
ランニングなどもいいですが、できれば本番直前でもできるリラックス方法にしましょう。
日ナレでのレッスン1回1回を大切にする
オーディションさえしっかり受ければ、日々のレッスン、多少力を抜いても……
と思っては、大間違い。
それは、「日々のレッスンの積み重ねが力になる」「声優になるのに王道なし」といったことはもちろんですが、それだけではありません。
クラスを1年間担当する講師は、実は「講師推薦」というものを持っています。
この講師推薦を得た日ナレ生は、関連オーディション一次審査を有利に通過することができるんですね。
担当講師は常日頃、レッスン中の態度や、課題への取り組み方、伸び率など、さまざまな方面から生徒を観察しています。
「この子は推薦しても恥ずかしくないな」
「この子にはぜひ声優として活躍してほしい」
と講師から推薦されるためにも、日ナレのレッスンも、関連オーディションの一環だと考えて受けましょう。
分からないこと・できないことは必ずその場で解決する
レッスンの時間は1回3時間と、とても短いです。
そのため、
「レッスン以外の時間を、どれだけ自主練習に充てられるか」
というのは、とても大切になってきます。
でも、分からないところがあって、それをそのままにしてしまうと、家で自主練習をするとき何をどう練習したらいいのかわからないですよね。
そうすると、次のレッスンまでの時間をムダにしてしまいます。
レッスン中に言われたことは、1日や2日で改善されるものではありません。
関連オーディション本番でも同じ失敗をしないために、日々のレッスンでひとつずつ改善していきましょう。
体調管理は万全に
「そんな当たり前のこと、今さら言わなくても」と思う方もいるかもしれませんが、体調管理は、季節的にもとても大切ですよ。
というのも、関連オーディションは1月の開催です。
1月は風邪も引きやすく、インフルエンザも流行する時期です。
オーディションは1年に1回で、やり直しや振替実施はありません。
せっかく1年間頑張ってきたのに、当日声が出ない、インフルエンザにかかって関連オーディションに参加できない、なんてことになってしまっては今までの努力が水の泡です。
残念ながら、そのような理由で関連オーディションの参加を諦めざるを得なかった人もいます。
その場合、また1年、同じクラスで関連オーディションに向けて頑張らなくてはなりません。
オーディションの日程が近くなってきたら、人込みは避け、手洗いうがいをして対策をしましょう。
まだ日ナレに入所していない場合は、資料請求をして自分に合うかチェックしよう
ちなみに、まだ日ナレに入所する前で、入所を検討している、という場合は、
どんな養成所かを知っておく為にも、まずは日ナレに資料請求をしておきしょう。
特に、日ナレの資料には、
卒業生の有名声優さんからの、声優を目指す上でのアドバイスやインタビューなど、ホームページにはない、声優を目指す上で、とても役立つ事も書いてあるんですね。
ちなみに、卒業生で、活躍している有名声優さんは、以下の様な人達です↓↓
- 植田佳奈さん
- 梶裕貴さん
- 内田真礼さん
- 内田雄馬さん
- 小澤亜季さん
- 大西沙織さん
なので、資料請求をしてみて、自分に合うかも含め、しっかり確認しておくのは、いずれにせよ大事ですね。
資料請求は完全無料で、日ナレのサイトから30秒くらいで終わるので、まだの人は、面接・入所オーディション申込書をゲットする為にも、資料請求しておきましょう↓↓
日ナレに入所して1年目からでも関連オーディションが受けられるなんて、すごい!
実際に、基礎科に7月入所して半年後の関連オーディションに合格して事務所所属になった声優もいるよ。
夢があるな~。
小手先の技術や知識じゃ関連オーディションに受かるのは難しいよ。だからこそ、日々の日ナレのレッスンで確実にレベルアップしていこうね。
はい!
よし、おれも頑張るぞー!
(…にゃんたろうの場合、まずどうやったら応募できるかを考えないとな……)